芹沢鴨と佐藤浩市と三谷幸喜に感謝

人生20数年目にて初めて、一話も逃さず見てるNHK大河ドラマ。
三谷幸喜脚本・新撰組! 文句つけようのない面白さですよ~v

幕末の人斬り集団新撰組のメンバー1人1人に個性を持たせ、
その人格がすぐに観客に伝わる巧みな演出が抜群です。
また、時代考証をあえて無視し、歴史上の有名人物達を主人公
近藤勇と接近させ、関係を描く手口も、賛美両論ながら私は
見事だとおもいます。

元々「王様のレストラン」を代表とする、群集劇としての三谷作品が
好きな私にとって、前半の多摩試衛館道場でのんびりしている頃は
義母ふでとの葛藤や、沖田みつへの淡い恋心を描いた青春物だし、
京都に出てきてからは、野心渦巻く中、潔白に生きようとする男の
生き様を描いたヒューマンドラマだと思います。

特に、昨日放映の折り返し地点・前半最大のイベントである粛清劇
「芹沢鴨暗殺事件」でしたが、それがもう手に汗握るワクドキ展開。
もう佐藤浩市カコイイ!カコイイ!カコイイ!たいへんです、私とおかん。

史実通りながら、寝込みを襲われあえなく絶命する芹沢ですが、
やってくれました三谷。ありがとう三谷。稲光がひらめくなか、闇に
浮かび上がる白い着物。刀を手にし酒を食らい、刺客を迎え撃つ芹沢。
ありがとう三谷。新撰組ものの中で、一番カコイイ芹沢をありがとう。

幼い頃からおうちにあった書物の中での私の芹沢鴨のイメージは
「デブ」「乱暴もの」「おすもうさん殺し」「嫌われ者」だったのですが
それらを全て押さえて、あんなにも魅力的で、どうしようもなく哀しい
生き方しか選べなかった男を、見事に演じ切った佐藤浩市もステキ。
お父さんの三國連太郎も芹沢を演じてるらしいから、プレッシャーも
あったと思うと、本当にお疲れ様と拍手を贈りたいです。

しかし、俳優さんの体型はどうなってるのか・・・芹沢時は巨漢に
見えてたのにビールのCMで片足あげて踊ってる佐藤浩市は
すっきり細いです。このCM、大好きな曲(日曜日はダメよ。原題は
Uno A Te Uno Me)が使われててお気に入りだったりします。

あと、密かに注目なのが原田左之助。この人は無邪気で食いしん坊
だけど怖い。さっきまで殺気を交えて刀をむけあっていた斉藤の肩を
親しげに叩いて去ったかと思えば、相撲をとりあって笑いあった平山
五郎をためらい無く倒し、芹沢への念の為トドメも忘れない。
そんな彼が、この先妻をむかえ子を作り、やがて新撰組から離脱する
エピソードを三谷幸喜がどう脚色していくのか? 

大河ドラマは史実を元にしています。だから、誰がいつどんな風に
死ぬのか、予め視聴者の多くは展開を知っている。だからこそ、
その死に至るまでの人生や道筋を、丁寧に書いていかなければ
ならない。現時点では新撰組!は成功していると言えるでしょう。

ただ三谷作品は、前半は良くても後半はグダグダで結果的に駄作に
なる傾向が強いので、これから本当どきどきです。頼むよ。
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by lose33 | 2004-06-28 18:13 | 映画を見たよ

つれづれと一方通行にて生活内容を発車オーライしております。(管理人いなほ もしくはLF 時に局長)
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